第2回高校生ビジネスプラン・グランプリ

 日本政策金融公庫主催の「第2回高校生ビジネスプラン・グランプリ」が1月11日(日)に開催されましたので見に行ってきました。
 北は北海道から南は沖縄までの全国207校から1,717件のビジネスプランがエントリーされ、下記の10件がファイナリストとして、東京大学本郷キャンパス「伊藤謝恩ホール」での最終審査会となりました。

◆ファイナリスト一覧とビジネスプラン名(発表順)
①香川県立高松工芸高等学校
香川の漆PRプロジェクト~うどん県からうるし県へ!~
②福岡県立福岡工業高等学校
じょうろ見守り隊~独り暮らしの高齢者を対象にした、見守り機能付きのグッズの販売~
③千葉県立千葉商業高等学校
インバウンドの増加をビジネスに活かせ!
(訪日外国客を活用した地域ビジネス活性化プラン)
④岡山県立倉敷鷲羽高等学校
つなぐハウス~New ライフ,New コネクト!~
(古民家や休眠施設を活用した、これまでになかったシェアハウスの運営)
⑤沖縄県立中部農林高等学校
“ 琉球からハジマル ”イモのムーブメント~バイオ苗の安価な培養方法を確立し、
機能性食品として芋の葉を売り込もう~
⑥同志社国際高等学校
「NINJA」~より快適に、よりスムーズに~(外国人を対象にした、「京都」の魅力を伝える総合観光案内アプリの開発)
⑦静岡県立静岡農業高等学校
松葉から生まれる新産業システム
⑧京都府立桂高等学校
“TATAMI”を世界共通語へ!~アジアから食用藺草と畳を発信
⑨宮城県農業高等学校
最新ARグラス観光で雇用を創出!~侍の力で歴史を体感!咲かせよう白石の城下町~
⑩愛知県立五条高等学校
バタフライエフェクト~あなたの1円が世界を救う~

 これらビジネスプランの中でも、香川県の漆器、三保松原の松葉、京たたみ、宮城県白石市の観光資源などが「地域資源」として捉えられ、地域おこしの鍵となる素材として取り上げられていたことは地域資源を研究し、活用を推進する我々としても嬉しく思いました。

 各チームの発表に触れると、マーケットの捉え方やマーケティングなど粗削りな面も少しあるものの、注目すべきは、度胸の座ったプレゼンテーションの上手さや、ドラマ仕立てによる演出、地域・国内・グローバルにおける問題意識などは「高校生やるじゃん!」という強烈な感動を覚え、10分程度の発表時間がもの足りなく感じる程でした。
 個人としても高校生の伸びやかで斬新なビジネスプランのサポートにも興味が湧きましたが、私ども研究所としましては、地域資源を活用したビジネスプランのサポートに対してより一層力を入れて取り組むことを再認識させてもらったことを高校生に感謝したいと思います。
 ここでは敢えて審査結果はお知らせしませんので、ご興味のある方は日本政策金融公庫ホームページ(https://www.jfc.go.jp/n/grandprix/)をご確認ください。

高校生ビジネスプラングランプリ

 ファイナリストの各チーム、お疲れさまでした! (M)